悪い噛み合わせによる歯の揺れ、骨の溶けの実例 (43歳 男性)
前歯の状態
前歯の状態

右下の奥歯の揺れでいらした方です。 全体的にみると、歯の着色などはありますが、歯並びも良く、前歯の歯茎の状態もそれほど悪くないようで、一見なんの問題も無いように見えます。実際、ご本人は歯並びの良さに自信を持っていました。 しかし、良く見ると前歯の犬歯(糸切り歯)から犬歯までの上下の間に隙間があり、前歯が全く噛んでいないことがわかります。 この状態だと前歯で負担するべき噛み合せの力がすべて奥歯に掛かります。また、犬歯が噛んでいないため、犬歯誘導も無く、奥歯に横からの過度の噛み合わせの力が掛ります。

犬歯誘導についての詳細はこちらをご覧ください。
レントゲンの状態
レントゲンの状態

同じ方の全体的なレントゲン写真です。

分かりにくいかもしれませんが、向って右下の奥から2番目の歯の根の周りが、他の歯の根の周りより、濃い色になっています。 (骨が溶けている)

更に全体的な上下の歯の隙間を比べると、右下の奥から2番目の歯の上下の歯の隙間が他の部分より狭いことがわかります。

もし歯周病菌による歯槽骨の溶けであれば、全体的な歯槽骨の溶けが見られるはずですが、レントゲンでは、他の歯の歯槽骨には大きな変化は認められません。

ですので、この方の歯の揺れの主原因は、前歯が噛み合っていないことから、右下の奥から2番目の歯が上方向と横方向から噛み合せの過度な力が掛かり、歯槽骨が溶けた咬合性外傷ということがわかります。

(白い部分は詰め物や被せ物などです)

咬合性外傷についての詳細はこちらをご覧ください。
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