失敗したインプラントの症例に取り組む
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日刊ゲンダイ 2012年7月5日 記事

受診したい気鋭医師のワザ

失敗したインプラントの症例に取り組む
不安を覚えたらセカンドオピニオンを!

天野歯科医院(東京・虎ノ門)
天野聖志院長

「『自然の歯と変わらない人工歯』と勧められてインプラントを入れたのに、痛くて噛めない」「歯茎が膿んできた」「2ヵ月で抜け落ちた」「鼻が詰まる感じがする」

昨今の急速なインプラントの普及に伴い、こんなインプラントの不具合、トラブルが急増中。

「率直に言って、歯科医の知識や経験、技量不足が原因です。本来、インプラント治療が適切でないのに、無理矢理行ってトラブルを招くケースも見られます」

 こう警鐘を鳴らすのは積極的にインプラント失敗症例の診断と治療に取り組み、患者から絶大な信頼を寄せられている天野聖志院長だ。

 インプラント周辺の歯茎が膿み、「痛くて噛めない」と駆けこんできたA氏のケースを見てみよう。

インプラントトラブル失敗例

「A氏の場合、①インプラントを埋めこむ埋入位置が不適切だったことと、②手術の際、歯周病などに対する歯茎の治療が不十分だったことが原因と考えられました」

そのためインプラント周囲炎が進行し、歯茎が膿み、歯肉も大きく失われ、痛くて噛めなくなっていた。


「消毒等の処置のみでは改善が見込めないため、インプラントの除去を決断しました。その後、炎症に対する治療が効を奏し、約6ヵ月で歯茎の状態も落ち着いてきました」

A氏は改めてインプラント埋めこみ手術を受け、いまは快適な生活を送っている。

 ほかに、①インプラントが骨にしっかりと埋めこまれていないのでグラグラと揺れ、痛みが引き起こされたケース。

「または、②埋めこむ顎の骨の厚みや量が少ないため、インプラントがしっかりと骨に固定しないケース。あるいは、③噛み合わせに関する不十分な調整からよく噛めなくなったり、インプラントを用いたブリッジが緩んできたりするケースなど、さまざまなトラブルが見られます」

 衝撃的なのはこの3年間で重篤なインプラント事故が421件(日本顎顔面インプラント学会報告)も起きていること。そのうち、①下顎の中を走る神経を傷つけてしまう神経損傷が158件、②上顎の上顎洞(副鼻腔の1つ)にインプラントが突き抜け、落ちてしまう上顎洞迷入が63件を数える。

「神経損傷によって『頬が麻痺し感覚がない』『口の端から食べ物がこぼれてしまう』といった後遺症に悩む患者さんも少なくありません」

 インプラント治療に取り組む歯科医のうち、「4人に1人が重篤なトラブルを経験している」と日本歯科医学会が発表したのは6月24日。

「派手な宣伝や価格の安さだけでインプラントをアピールする歯科医は要注意です。問題が起きたときの対処法をはじめ、患者さんの疑問や不安、他の歯科医にセカンドオピニオンを求めることなどに気持ちよく対応してもらえる歯科医を選んでください」

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