天野歯科医院 患者さん日記
2015年09月19日

50歳女性

左上の奥から2番目の歯に違和感を感じたため、かかりつけの歯科医院へ受診しました。

すると、レントゲン検査から歯を支える歯槽骨が溶けていることがわかりました。

先生は、歯槽骨が溶けている原因がはっきりしないが、このままだと、おそらくもっと歯槽骨が溶けて行ってしまい、周りの歯にも影響が出る可能性があると言うのです。

そのため、抜歯をして、周りの歯への影響を食い止める必要があると言われてしまったのですが、もし抜歯をすると、ブリッジインプラント、もしくは入れ歯にする必要があるそうなのです。

しかし、ブリッジは両隣のなんでもない歯を大きく削る必要があり、もったいない気がすごくします。

またインプラントは人工のネジを身体の中に埋め込むのが、とても抵抗があるのですが、かといって、取り外しの入れ歯になるのも絶対に嫌でした。

そこで、歯槽骨が溶けている原因を見つけてなんとか治療ができないものかと、セカンドオピニオンの目的で来院されました。

お口の中とレントゲンを拝見すると、確かに左上の奥から2番目の歯は、レントゲン上で歯を支える歯槽骨が溶けている事が確認できました。

しかし、周りの歯には歯槽骨の溶けは確認できず、通常の歯周病での歯槽骨の溶けとは違うようでした。

そこで、お口全体の噛み合わせを確認してみたところ、前歯の噛み合わせが弱く、特に左側の上下の糸切り歯が噛んでいないために、犬歯誘導が無く、その影響で左側の奥から2番目の歯に過度な噛み合わせの力が集中する咬合性外傷になっていることがわかりました。

咬合性外傷になると、歯周病でなくても、歯を支える歯槽骨が溶けてしまいます。

そこで、噛み合わせ治療を行って、左側の前歯の犬歯誘導を作り、奥歯の咬合性外傷を解消して、抜歯しないで治療することにしました。



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