犬と猫(ペット)の歯周病,口臭予防と対策
犬、猫の歯周病、口臭予防について
犬猫歯周病口臭予防概要

犬や猫も人間と同様に、歯周病になりやすい事をご存じでしょうか。

実は、3歳以上の大人の犬や猫は、その80%が歯周病もしくは、そのリスクがあり、さらに体重の軽い小型犬や猫の90%が、1歳までに歯周病にかかっているとも言われています。

また、犬や猫も人間と同様に、歯周病が心臓や肝臓などの重い病気を引き起こす原因になってしまう事があるため、歯周病が寿命に影響を与えてしまう事も少なくありません。

犬猫の歯周病口臭予防に効果的な歯磨き
犬や猫は歯周病になりやすい
犬猫歯周病口臭予防症状

人間の口の中は、中性から酸性状態なので、酸性を好む虫歯菌が繁殖しやすく虫歯にもなりやすいのですが、犬や猫の口の中は、元々アルカリ性のため、虫歯にはなりにくいと言われています。

しかし、その代わりに犬や猫は歯垢がたまりやすく、3~5日間歯磨きをしないと、歯垢が硬い歯石に変わってしまいます。

この歯垢や歯石には、歯周病菌が潜んでいるため、そのまま放置すると歯周病になってしまいます。

そして歯周病になってしまうと、歯茎が腫れて出血するのはもちろんの事、ひどくなると歯茎から膿が出たり、歯の根元が溶けて痛みが出る、強い口臭がする、歯が抜け落ちるなどの症状が現れます。

犬や猫の歯周病は寿命を短くする事も
犬猫歯周病口臭予防寿命

最近の研究で、人の歯周病が糖尿病や心臓病、動脈硬化など、全身の病気を引き起こす原因になっている事は、かなり知られてきました。

それと同様に、犬や猫の歯周病も口の中だけの症状にとどまらず、歯周病菌が血液に流れ込んで、心臓や肝臓、腎臓などに影響を及ぼし、慢性心不全や慢性腎不全を引き起こす一因になるとも言われています。

そして、身体の小さい犬や猫が、それらの重い病気にかかってしまうと、完治させるのは難しく、結果として寿命を短くしてしまう事も少なくありません。

犬や猫の歯周病治療が出来ない場合もある
犬猫歯周病口臭予防全身麻酔

犬や猫の歯周病治療は、私たち人間と同様、主に溜まった歯石を取り除く治療になりますが、人間とは比べものにならないほど大変です。

というのも、犬や猫の歯石取りは、歯石が多い場合には、動物病院で全身麻酔で行う必要があるからです。

しかし元々、身体の小さな犬や猫には、全身麻酔自体が身体に負担をかけてしまいます。

そのため、高齢だったり、病気がある犬や猫の場合には、命の危険も伴うため、実際には全身麻酔が出来ないために、歯周病治療を諦めざるを得ない場合も少なくありません。

犬や猫の歯磨きは難しい
犬猫歯周病口臭予防は困難

前記のように、犬や猫は3~5日間歯磨きをしないと、歯垢が硬い歯石に変わってしまい、歯周病になってしまう可能性が高くなります。

また、一旦歯垢が歯石になってしまうと、歯磨きで歯石を取る事が困難なため、全身麻酔で歯石取りを行う必要も出てきます。

そのため、犬や猫の歯周病予防には、私たち人間と同じように、毎日の歯磨きが大切です。

しかし、実際には、犬や猫は小さい口の中に密に歯が生えているのと、歯磨きを嫌がる犬や猫も多いため、歯磨きで完全に歯垢を取るのは、かなり困難な作業になります。

次亜塩素酸電解除菌水が犬や猫の歯周病予防に効果的

次亜塩素酸電解除菌水は、口の中の歯垢、歯周病菌、虫歯菌をほぼ完全に分解除菌洗浄することが出来る口腔洗口液ですが、犬や猫の歯周病や口臭予防にも効果的と思われます。

というのも、次亜塩素酸電解除菌水は、タンパク質で出来ている歯垢を分解除菌洗浄する(溶かす)事ができるため、比較的簡単に、犬や猫の歯垢を除去する事ができるからです。

犬猫歯周病口臭予防簡単

実際には、歯ブラシやガーゼに次亜塩素酸電解除菌水を浸して歯磨きを行えば、人間に使用した時と同じく、歯垢が完全に分解除菌洗浄されますので、歯石が溜まりにくくなり、犬や猫の歯周病予防が効果的に行え、口臭予防にもなると思われます。

ドクター天野へのご相談はこちらへ 歯槽膿漏薬治療相談詳細