天野歯科医院 患者さん日記 Since2011年
2020年11月23日(3,446 日目)

31歳女性

左下の一番奥の歯が痛くなり、家の近所のかかりつけの歯科医院へ受診しました。

そしてレントゲンを撮って診てもらったところ、その歯が大きな虫歯になっている事がわかりました。

診てくれた先生からは、以前に抜歯した親知らずと接していた面が虫歯になり、それが気が付かないうちに内部で大きくなってしまった可能性が高いと言われました。

また、虫歯が神経近くまで達しているので、神経を抜いて銀歯にする必要があるとも言われました。

実際、かなり痛みがあったため、その場で神経を抜く治療をしてもらい、その後、ある程度痛みは治まりました。

それからしばらくの間は、神経を抜いた後の根の治療に通い、最終的に銀歯を被せました。

ところが、銀歯を被せたから、ずっと左側の顎が痛いのです。

先生にその事を伝えたところ、神経を抜いた後は一時的に痛みが出る事も多いから、しばらく様子を見るようにと言われたのですが、どちらかと言えば歯ではなく顎の関節あたりが痛いのです。

また、噛み合わせると、顎自体が左に寄っているようにずれて噛んでいるような感覚があり、それが原因なのか左肩の肩こりも起こってきて、結構毎日が辛くなってきてしまいました。

そこで、なんとかして症状を早く改善できないものかと思い、セカンドオピニオンの目的で来院されました。

お口の中とレントゲンを拝見すると、一見したところ、左下の一番奥の歯の神経治療や銀歯には問題が認められませんでしたので、顎の痛みの原因はわかりませんでした。

そこで、お口全体の噛み合わせを確認してみたところ、10代~20代にかけて、かなり虫歯になりやすかったらしく、奥歯に沢山の被せ物や詰め物の治療がされていたのですが、その治療の影響で、お口全体の噛み合わせが低くなって、左の顎関節に負担がかかって顎関節症の症状が出ていることがわかりました。

そこで、お口全体の噛み合わせ治療を行って、噛み合わせを正常な高さに戻し、顎関節症の症状を改善する事にしました。



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