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51歳男性 右下の奥歯が歯磨きをすると痛むようになってきたため、虫歯になったのかもしれないと思ったのですが、歯科医院へ行く時間がなかったので、痛いのを我慢して、できるだけしっかり歯磨きをするようにしていました。 ところが、しっかりした歯磨きを続けていたところ、今度はなにもしなくても時々痛むようになってきてしまったのです。 そこで、家の近くで日曜日にやっている歯科医院を見つけて、受診し、レントゲンを撮って診てもらいました。 すると、歯磨きの仕方が強すぎて、右下の後ろから3番目の歯の根を歯ブラシで毎日削っていたらしく、その削りがほとんど神経に達するくらいまでひどくなっている事がわかりました。 また、その部分に虫歯もあるので、神経を抜くしかないと言われたのです。 でも、神経を抜いて、その後に痛みが引かずに結局抜歯になってしまった会社の同僚から、歯の神経は絶対に抜いてはいけないと、再三言われていたので、できることなら神経を抜かないで治療がしたいと思います。 それに、痛みは時々起る程度で、我慢できないほど激しくはないのです。 そこで、なんとかして神経を抜かないで虫歯の治療ができないものかと思い、セカンドオピニオンの目的で来院されました。 お口の中とレントゲンを拝見すると、右下の後ろから3番目の歯の根は、やはり歯磨きの力が強かったようで、歯ブラシによってくさび状に深く削れていました。 また、くさび状に削れた部分には虫歯もあるため、この状態で虫歯を削れば、神経まで達してしまうので、神経を抜く事になるのも間違いありませんでした。 しかし患者さんは、痛みは時々起る程度で、我慢できないほど激しくはないとの事でしたので、ドックベストセメント治療とプラズマレーザー治療を併用して、神経を抜かないで治療する事にしました。 |
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