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次亜塩素酸電解除菌水は虫歯菌と歯周病菌を除菌する時、従来までの殺菌ではなく、溶菌という除菌方法で除菌を行います。 溶菌とは聞きなれない言葉だと思いますが、いったいどんな意味があるのでしょうか? 溶菌(ようきん)とは、学術的な言葉で定義すると 細菌の細胞が細胞壁の崩壊を伴って破壊され、死滅する現象。 細菌の細胞が死細胞を残さず、溶けたように消滅する 。 となります。 でも、これではなんのことかわからない方も多いと思います。 殺菌と溶菌の大きな違いは、細胞の体が残っているか残っていないかの違いです。 従来までの抗生物質や洗口剤での虫歯菌や歯周病菌などの菌を殺菌する場合、菌の毒素は殺菌していたのですが、実は菌の体は残っていたのです。しかも菌の中枢である脳の部分も生きて残っていたので、菌は死んだわけではなく、悪さをしなくなっただけの状態だったのです。 でもこれでは、菌が完全に居なくなったとは言えませんし、また菌の毒素が復活して悪さをすることもあります。 溶菌は、文字通り細菌の体を脳の部分も含めて完全に溶かして、菌自体をなくしてしまう除菌方法ですので、菌がまた復活して悪さをすることがありません。 殺菌前顕微鏡動画
↓ 次亜塩素酸電解水による殺菌後
WHO(世界保健機構)は、今後、再び死亡の第一原因が結核症になるという予測を発表しています。 でも、結核症は昭和 20~30年代に制圧されたはずなのに、なぜ、また結核症が増えてきているのでしょうか? 実はこれが殺菌の問題点なのです。 抗生物質で制圧されたかに見えた結核菌は、実は菌の毒性は殺菌されたのですが、体と脳は残っていて、それが以前の抗生物質が効かない耐性菌となって、また復活しているのです。 つまり、歯周病菌や虫歯菌も同じように、抗生物質で殺菌しても、菌の体と脳が残っている限り、いづれ抗生物質が効かない耐性菌となって、また悪さをするようになる可能性があるわけです。 ですので、歯周病菌や虫歯菌の本体と脳を完全に溶かしてなくしてしまう溶菌が、重要なのです。 |
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