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ドライマウスは、文字通り、唾液の出る量が少なくなり、お口の中が乾燥する状態で、専門用語では口腔乾燥症ともよばれていますが、日本では約800万人の方が 、ドライマウスの症状があると言われています。 ドライマウスは、軽度な場合は、お口の中がネバネバし、口臭が出たり、通常は唾液で洗い流されているお口の中の細菌が増えて、虫歯や歯槽膿漏、歯周病のリスクが高くなったりします。 ドライマウスの症状が重度になると、強い口臭や、舌がひび割れて痛くなり、食事が出来なくなる、食べ物の味を感じなくなる、しゃべるのが困難になるなどの症状が出 ます。 また、 ドライマウスが重度の場合、歯周病菌や虫歯菌が大量に増えるので、多くの虫歯が出来たり、歯槽膿漏、歯周病で歯がグラグラしてきて、抜けてしまったりするだけでなく、お口の中の細菌が肺に入って肺炎を引き起こす誤嚥性肺炎になることもあり、それが元で命にかかわることもあります。 ドライマウスは、原因の多くが口呼吸、ストレス、食生活、生活習慣や糖尿病、高血圧などの生活習慣病とその治療薬の副作用など、すぐには解決出来ないことが多いので、根本治療には時間がかかります。 しかし、口臭や歯周病菌、虫歯菌の増加に対しては、次亜塩素酸電解除菌水は、口臭の原因物資を作る歯周病菌や虫歯菌、歯垢(プラーク)を、毎日20秒のうがいで、ほぼ除菌分解洗浄することから、 ドライマウスが原因の口臭や歯周病菌、虫歯菌の増加に対して、高い効果が期待できます。 また最近では、唾液の分泌量を増やす効果がある『サリオーラ』という機器もあり、ドライマウス治療に効果が出ています。 サリオーラは、近赤外線と超音波の働きで、お口の中をマッサージする事により、唾液の分泌量が増進される、今までになかったタイプの口腔ケア機器です。 近赤外線と超音波は、どちらも血管内の血流量を増やす効果がありますが、唾液が血液を原料にして作られる事から、唾液を作る唾液腺という器官の血流量を増やして、唾液の分泌量を増やす効果が期待できます。 さらに唾液には、カルシウムとリンのミネラルが含まれていますが、そのリンとミネラルを豊富に含むMIペーストというミネラルペーストは、唾液の分泌を助ける効果があるため、ドライマウスを緩和する効果が期待できます。 そして、唾液の成分のカルシウムとリンのミネラルによってお口の中の状態を整えます。 ドライマウスの根本治療としては、糖尿病や高血圧などの生活習慣病がドライマウスの原因になっている場合には、生活習慣病を引き起こす活性酸素を除去する抗酸化サプリメントなどを用いて体質を改善する体質改善による歯科治療も効果があると言われています。 また、唇などの筋肉が弱い場合に起こる口呼吸で起こるドライマウスについては、お口の筋肉トレーニング器具などで、お口の筋肉を鍛えることによって、口呼吸を改善すると、結果としてドライマウスを軽減させる効果があります。 ドライマウス(口腔乾燥症)の原因は、口呼吸、ストレスや食生活など生活習慣によって起こる場合が多くあります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の原因:口呼吸 通常、人間は呼吸の大半を鼻で行っています。これを鼻呼吸と言いますが、口呼吸は呼吸の大半を口で行うことです。口呼吸は、乾燥した空気が口の中に入ってくることにより、お口の中が乾燥状態になるため、ドライマウスを引き起こします。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の原因:糖尿病、高血圧などの生活習慣病とその治療薬の副作用 糖尿病や高血圧などの生活習慣病の方は、ドライマウスになりやすく、またその薬の中には、唾液の出る量が少なくなったり、体の水分量が減るなどの副作用があるものがあり、ドライマウスの原因になることがあります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の原因:ストレス 現代社会はストレス社会と言われるほど、ストレスが多いのが現状ですが、人間がストレスを受けると、体が緊張状態になり、お口の中の唾液の出る量が少なくなります。これは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れるからですが、この状態が継続して続くと、ドライマウスの原因になる可能性があります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の原因:食生活 現代の食事は、やわらかい食べ物が多く、あまり噛まなくても食事が出来てしまいます。ところが、食事の時に噛まないと、 噛む筋肉や脳への刺激があまり伝わらないため、お口の中の唾液の出る量が少なくなってしまいます。 このように、毎回の食事で、やわらかい食べ物ばかり食べていると、唾液の出る量がだんだん減り、ドライマウスの原因になる可能性があります。 これらのアレルギー物質は、アレルギー性鼻炎に代表される鼻の病気を引き起こし、それによって、呼吸が鼻ではなく、口で呼吸するようになると、お口の中が乾燥して、ドライマウスの原因になる可能性があります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の原因:生活環境 私たちの住居や職場などの生活環境は、建物の気密性が増したり、エアコンの普及などで、昔に比べて快適な環境になっています。しかし、その一方で、生活の欧米化で、じゅうたんでの生活が多くなり、機密性の高い空間でのハウスダストやダニなどアレルギーの原因物質が多くなる傾向にあります。 これらのアレルギー物質は、アレルギー性鼻炎に代表される鼻の病気を引き起こし、それによって、呼吸が鼻ではなく、口で呼吸するようになると、お口の中が乾燥して、ドライマウスの原因になる可能性があります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の原因:薬の副作用 糖尿病や高血圧の薬以外にも、唾液の出る量が少なくなったり、体の水分量が減るなどの副作用があるものがありますが、薬の量が増えると、ドライマウスの原因になることがあります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の原因:シューグレン症候群 シューグレン症候群と呼ばれる自己免疫の異常によって起こる病気があり、それによってドライマウスが起きる場合があります。 ドライマウス(口腔乾燥症)の根本治療は、基本的には口呼吸、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、ストレスや食生活、生活環境の改善などです。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の治療法:口呼吸が原因の場合 口呼吸は、歯並びの関係で上下の前歯が噛み合わなくて、口が開いてしまう場合と、唇などの筋力が弱くて口が開いてしまう場合があります。 噛み合わせが原因の口呼吸の場合には、矯正治療を行う必要がありますが、唇の筋力が弱い場合には、お口の筋肉トレーニング器具などで、お口の筋肉を鍛えることによって口呼吸を改善出来る場合があります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の原因:糖尿病、高血圧などの生活習慣病とその治療薬の副作用 糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、多くの場合、体内の活性酸素が増えることによって引き起こされますが、この活性酸素を除去する抗酸化サプリメントなどを用いて体質を改善する体質改善による歯科治療を行うと、糖尿病や高血圧などの生活習慣病が改善し、結果としてドライマウスの改善にも効果が期待できます。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の治療法:ストレスが原因の場合 言うまでもなく、ストレスの軽減をすることですので、気分転換やおおらかな気持ちで日々の生活をするなど、出来るだけストレスを緩和する生活をすることを心がけることが治療の基本になります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の治療法:食生活が原因の場合 普段、やわらかい食べ物を好んで多く食べているようなら、意識して、野菜、肉、魚など噛みごたえのある食べ物をよく噛んで食べるようにすることが 、噛む筋肉や脳への刺激が増え、唾液の出る量を増やすことにつながります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の治療法:生活環境が原因の場合 普段、あまり家の掃除をしなかったり、部屋を閉め切って生活しているようなら、定期的に部屋の掃除をしたり、窓を開けて換気をするなど、ハウスダストやダニなどアレルギーの原因物質が少なくなるように心がけることが、鼻炎症状などの緩和になり、結果的にドライマウスの治療にもつながります。 ●ドライマウス(口腔乾燥症)の治療法:薬の副作用が原因の場合 服用している薬の中に、唾液の出る量を少なくする副作用があるものについては、担当の医師と相談して、薬の種類を変更するか、量を減らすと、唾液の量が増える可能性があります。 ●ガムを噛むなど、唾液の量が増える工夫をする 一般的に唾液の出る量を増やすには、噛む筋肉や脳に刺激を与える必要がありますので、キシリトールガムなどのシュガーレスガムを噛む事によって、唾液の出る量を増やす方法もあります。 上記のように、ドライマウス(口腔乾燥症)の原因の多くは、口呼吸、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、ストレス、食生活、生活習慣や加齢など、すぐには解決出来なかったり、改善を心がけても、すぐには効果が出ないなど、根本治療には時間がかかる場合が少なくありません。 そして、従来までは、ドライマウスで起こる口臭や歯周病菌、虫歯菌の増加に対しては、歯磨きを頻繁にしたり、うがい薬で口をゆすぐなどの対策しかなく、あまり根本的な治療はありませんでした。 しかし、次亜塩素酸電解水洗口液は、口臭の原因物資を作る歯周病菌や虫歯菌、歯垢(プラーク)を、毎日20秒のうがいで、ほぼ除菌分解洗浄することから、 ドライマウスが原因の口臭や歯周病菌、虫歯菌の増加に対して、高い効果が期待できます。 オーラループは、私達の体の中にもともと存在する三リン酸5Na(ポリリン酸)を主成分にした透明なジェル状の塗り薬です。 オーラループは、ポリリン酸の組織を再生させる効果によって、歯や歯茎を健康な状態に再生させることができるため次亜塩素酸電解水洗口液を使用した後に、オーラループを使用すると、より効果的なオーラルケアが期待できます。 マグネシウム歯磨きペーストは、現代人に不足しがちな重要なミネラルであるマグネシウムを、毎日の歯磨きで補うことにより、歯槽膿漏、歯周病、知覚過敏の改善に効果的な歯磨き粉です。 高濃度のマグネシウムが、歯槽膿漏、歯周病や知覚過敏などの症状の緩和に効果的に働きます。 そのため、特に歯周病や虫歯になりやすい方や、自宅で出来る限り完璧なケアを実施したい方は、次亜塩素酸電解水の効果を高めるために、オーラループとマグネシウム歯磨きペーストを併用したケアを毎日行うと効果的です。 唾液の分泌量を増やす機器『サリオーラ』は、近赤外線と超音波の働きで、お口の中をマッサージする事により、唾液の分泌量が増進される、今までになかったタイプの口腔ケア機器です。 唾液は血液を原料にして、唾液腺という器官で作られますが、近赤外線と超音波は、どちらも血管内の血流量を増やす効果があるため、唾液腺に入る血液の量が増えると、唾液も増える効果が期待できます。 唾液には、カルシウムとリンのミネラルが含まれていますが、そのリンとミネラルを豊富に含むMIペーストというミネラルペーストは、唾液の分泌を助ける効果があるため、ドライマウスを緩和する効果が期待できます。 そして、唾液の成分のカルシウムとリンのミネラルによってお口の中の状態を整えます。 事情があって、矯正治療を途中で中断し、そのまま何年も放置してしまった方です。 長期に矯正装置を付けたままにしていて、歯磨きがうまく出来なかったことと、矯正治療で噛み合わせを作っている途中で中断してしまったために、噛み合わせのバランスが悪い状態で、長期間過ごしてしまったことが原因で、全体的に歯茎の腫れと歯の揺れが出ていました。 また、上顎は入れ歯を入れていましたが、調子が悪くて、あまり噛めない状態でした。 加えて、この方は高血圧で、その薬の副作用によりお口の唾液が少なくなるドライマウス(口腔乾燥症)にもなっていて、歯茎が全体的に白く変色していました。 診査の結果、 歯を支えている歯槽骨が全体的に溶けて(吸収して)しまっていたのですが、まだ、抜歯するほどではなかったので、全体的に治療することにしました。 治療後の写真です。 矯正装置をすべて取り、プラズマレーザー治療による歯周病治療を行い、歯周病菌と虫歯菌のほぼ完全殺菌を行いました。 また、一本ずつの歯を支えている歯槽骨の量が少なくて歯が揺れている部分を補うため、すべての歯をブリッジタイプの差し歯でつないで固定しました。 上顎は、やはり大きなブリッジを作ることによって、入れ歯をやめることが出来ました。 治療の結果、全体の歯茎が改善し、入れ歯がなくなったことで、とても快適に食事が出来るようになりました。 また治療後は、次亜塩素酸電解水を継続して使用していただき、日々の歯周病菌の感染を防いでいます。 また、高血圧を引き起こす活性酸素を除去すると言われているサプリメントを使用していただいたことで、高血圧が改善し、薬を飲む必要がなくなったので、副作用による唾液の減少も改善しドライマウスによる歯茎の変色もなくなりました。 |
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