歯の根の治療(根管治療)の失敗の治療法
歯の根の治療(根管治療)の失敗の治療法
良い噛み合せ(犬歯誘導)

歯の根の治療(根管治療)は、どんな歯科医院でも日常茶飯事に行われていますが、実は歯科の分野でも、最も難しい治療の一つで、実は失敗も大変多く、根の治療が原因で抜歯になっている方々が大変多くいらっしゃいます。

しかし、歯の根の治療(根管治療)が失敗した場合でも、歯の状態によっては、歯の根の治療(根管治療)の再治療を適切に行うと、完治させられる場合があります。

ただし、歯の状態によっては、再治療しても効果がない場合もあります。

歯の根の治療(根管治療)の実情と失敗の原因については、こちらをご覧ください。

歯の根の治療(根管治療)の失敗を再治療出来る歯、出来ない歯

歯の根の治療(根管治療)が失敗した場合、歯の根の中(根管内)が腐った状態(感染状態)になるので、専門用語では、『感染根管』と呼ばれています。そして、感染根管の再治療のことを、『感染根管治療』と呼んでいます。

この感染根管治療は、歯の状態で、再治療がうまく出来る歯と再治療をしても効果がない歯があります。

歯の根の治療(根管治療)が失敗した場合、再治療が出来る歯

歯の根(根管)の病気が骨の中で留まっている場合

歯の根の中(根管内)が感染して、歯の根の先に病気が出来たとき、感染から時間が経っておらず、病気の大きさもそれほど大きくない場合には、病気が骨の中だけに留まっていることがあります。

この場合には、病気の原因が、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)だけですので、歯の根の再治療(感染根管治療)をすると、病気の原因がなくなり、根の先の病気が完治する可能性も高くなります。

歯の根(根管)に穴があいているが、そこからの病気が骨の中で留まっている場合

歯の根の中(根管内)に、なんらかの原因で穴が開いてしまうと、そこから感染が起こり、その穴を中心にして、周囲の骨が溶けはじめます。この場合も感染から時間が経っておらず、病気の大きさもそれほど大きくない場合には、病気が骨の中だけに留まっていることがあります。

この場合にも、病気の原因は、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)の穴の部分ですので、穴をふさぎ、歯の根の再治療(感染根管治療)をすると、病気の原因がなくなり、完治する可能性 が高くなります。

歯の根(根管)の病気が骨 を溶かして、歯茎に膿の出口が出来た場合

歯の根の中(根管内)が感染して、歯の根の先に病気が出来たとき、感染から時間が経っていて、病気の大きさが大きくなった場合に、病気が骨 を溶かして、歯茎に膿の出口が出来る場合があります。

この場合にも、病気の原因は、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)だけですので、歯の根の再治療(感染根管治療)をすると、病気の原因がなくなり、根の先の病気が完治する可能性が高くなります。

歯の根の治療(根管治療)が失敗した場合、再治療が出来ない歯

根管の病気が骨の中から歯周ポケットまで繋がってしまっている場合

歯の根の中(根管内)が感染して、歯の根の先に病気が出来たとき、感染から時間が経っていて、病気の大きさが大きくなった場合に、病気が骨の中だけに留まっていないで、歯茎の歯周ポケットと根の病気が繋がってしまう場合があります。

この場合には、病気の原因が、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)だけではなく、歯周ポケットからの、お口の中の細菌も感染源になります。

残念ながら、歯周ポケットと根の病気の繋がりを絶つ方法は、今のところありませんので、歯の根の再治療(感染根管治療)をしても、お口の中からの細菌感染は止めることができません

ですので、この場合には、感染根管治療をしても、効果はほとんど期待できません。

歯の根(根管)に穴があいていて、そこからの病気が歯周ポケットまで繋がっている場合

歯の根の中(根管内)に、なんらかの原因で穴が開いて感染が起こり、この状態が長く続くと、穴を中心とした根の病気と歯周ポケットが繋がることがあります。

この場合にも、病気の原因は、膿を作っている感染した穴の周りだけではなく、歯周ポケットからの、お口の中の細菌も感染源になります。

ですので、感染根管治療をしても、効果はほとんど期待できません。

歯の根の治療(根管治療)の失敗の治療法(図説1)

根管治療をしていない健康な歯

歯の根の治療(根管治療)をしていない健康な歯です。

感染根管で病気が骨内に限局

歯の根(根管)の病気や、根に開いた穴の周りの病気が骨の中で留まっている状態です。

この場合には、病気の原因が、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)や、穴が開いた周りの感染だけですので、穴をふさぎ、歯の根の再治療(感染根管治療)をすると、病気の原因がなくなり、根の先の病気が完治する可能性が高くなります。

歯の根の治療(根管治療)の失敗の治療法(図説2)

感染根管で病気が骨内に限局

歯の根(根管)の病気は比較的大きいのですが、まだ、骨の中に留まっていて、歯周ポケットとは繋がっていない状態です。

この場合には、病気の原因が、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)だけですので、歯の根の再治療(感染根管治療)をすると、病気の原因がなくなり、根の先の病気が完治する可能性が高くなります。

病気が歯周ポケットと繋がった状態

歯の根(根管)の病気や歯の根に開いた穴からの病気が非常に大きくなり、根の病気が、歯周ポケットと繋がってしまった状態です。

この場合には、病気の原因が、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)や穴の周りの病気だけではなく、歯周ポケットからの、お口の中の細菌も感染源になりますので、歯の根の再治療(感染根管治療)をしても、お口の中からの細菌感染は止めることができません。

ですので、この場合には、感染根管治療をしても、効果はほとんど期待できません。

病気が歯茎に膿の出口を作った状態

歯の根(根管)の病気が非常に大きくなり、 歯茎の骨を溶かして歯茎に膿の出口が出来た状態です。

この場合 、一見、上の絵のように、病気の原因にお口の中からの細菌感染が加わるように思われますが、膿の出口からは、外からの細菌が入って来れないので、病気の原因 は、膿を作っている感染した歯の根の中(根管内)だけです。

したがって、歯の根の再治療(感染根管治療)をすると、病気の原因がなくなり、根の先の病気が完治する可能性が高くなります。

歯の根の治療(根管治療)の失敗の治療例
歯の根の専門医による治療(顕微鏡を使った根管治療)
根管治療前

他の歯科医院で、奥歯が抜歯になると言われて来院された方です。

レントゲンを撮ると、奥歯の根が曲がっていて完全な歯の根の治療が出来ずに終わってしまっていました。

根の中の感染が原因と考えられる病気が両方の根の先に出来ています。

歯の根の専門医による治療(顕微鏡を使った根管治療)
顕微鏡で見た根管

根の病気が歯の歯周ポケットと繋がっていなかったので、感染根管治療の成功率は高いと思われました。

顕微鏡下であれば、完全な歯の根の治療が出来そうだったので、歯の根の治療専門医(根管治療専門医)に治療を依頼しました。

右は、顕微鏡下での歯の根の写真です。直視できますので、細かいところまで治療が可能です。

歯の根の専門医による治療(顕微鏡を使った根管治療)
根管治療完了後

顕微鏡下で歯の根の中を完全にきれいにして、最終的な薬を詰めた状態です。少々わかりづらいですが、歯の根の先の病気も、すでに殆ど無くなっています。

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