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歯を再石灰化させて強化するミネラルペースト『MIペースト』
![]() MIペーストは、私たちの歯の構成成分であるカルシウムとリンのミネラルを豊富に含む 薬用ペーストで、これにより、歯の再石灰化を促進させ、歯を強化する働きがあります。 また、MIペーストに含まれるCPP-ACP(リカルデント)と呼ばれる成分は、酸性になったお口の中を中性に戻す中和作用、お口の中を酸性になりにくい状態に維持する緩衝(かんしょう)作用に加えて、虫歯予防作用もあります。 ![]() MIペーストは、虫歯予防により効果的です。
虫歯の発生と自然修復のメカニズム
歯の表面では、歯が酸によりエナメル質が溶け出す「脱灰(だっかい)」と、唾液が歯のミネラルを補給する「再石灰化」という自然の修復メカニズムが日々繰り返されています。 ![]() ところが、このメカニズムのバランスが崩れて、脱灰の方に傾くと、再石灰化が追い付かなくなり、虫歯になってしまいます。
MIペーストで歯の再石灰化を促進して歯質の強化
![]() MIペーストには、CPP-ACP(リカルデント)と呼ばれる成分が含まれており、これによって、お口の中の中和作用、緩衝作用、歯の再石灰化作用が促進します。 ●CPP-ACP(リカルデント)とは ![]() CPP-ACPとは、牛乳由来たんぱく質のカゼインホスホペプチド(CPP)と、非結晶性リン酸カルシウム(ACP)の複合体です。 唾液には、歯を再石灰化させるカルシウムとリンが含まれているのは、ずっと以前からわかっていたのですが、カルシウムとリンを含むリン酸カルシウム(ACP)が、お口の中での安定性が悪く、今までは口腔ケア用品への応用が難しかったのです。 ![]() ところが、メルボルン大学の研究グループが、牛乳由来のたんぱく質(CPP)で、リン酸カルシウム(ACP)をコーティングする技術を開発し、カルシウムとリンを高い濃度でお口の中で作用させることが出来るようになったのです ![]() MIペーストには、唾液と比較して、はるかに豊富な約190倍のカルシウムと約20倍のリンが含まれていますので、効果的に歯の石灰化を促進します。 ●MIペーストの中和作用と緩衝作用 ![]() MIペーストに含まれるCPP-ACPには、酸性になったお口の状態を中性に戻す中和作用があります。 また、お口が酸性状態になりにくい状態を維持する緩衝(かんしょう)作用も持っています。
MIペーストの ”MI” とは?
![]() MIペーストの ”MI” とは、ミニマムインターベンション(Minimum Intervention)の略で、直訳すると『最小限の干渉』という意味です。
つまり、歯科用語で言う ”MI” とは、 多くの方は、虫歯で歯を削って詰め物をした経験があると思いますが、一度治した詰め物から虫歯が再発して、また再治療になったことはないでしょうか?
![]() そして虫歯が再発してしまうと、歯をさらに大きく削って詰め物を詰めたり、神経を抜いて被せ物にする場合も少なくありません。 このことからもわかるように歯を削ると、歯の寿命が短くなる傾向があることから、削らないと治せない大きな虫歯を除き、最近は出来るだけ歯を削らずに虫歯を治す方向に歯科治療技術は進んでいます。
MIペーストの適応症
MIペーストは、様々な症状の方に適応できます。 ●虫歯になりやすい方 ![]() ●知覚過敏 ![]() ●ドライマウス、口腔乾燥症 ![]() ●矯正治療中の方 ![]() また、矯正装置を外した後に、歯に白い抜けが出来てしまうホワイトスポットの予防にも効果があり、装置を付けたことによって、歯の表面が荒れてしまったエナメル質の艶を改善する効果もあります。 ●ホワイトニング中の方 ![]() ●大人の歯が生えてきた6歳以上のお子さん ![]() ●歯にホワイトスポットと呼ばれる白い抜けがある方 ![]() ![]() 注意:MIペーストには牛乳由来成分が入っているため、乳製品にアレルギーがある方は、使用できません。
MIペーストとヒールオゾン治療で削らないで虫歯を治す
ヒールオゾン治療は、塩素の7倍と言われるオゾンの高い殺菌力を利用して、虫歯菌の殺菌を行う治療で、ドイツを中心にヨーロッパ諸国やアメリカで広く行われている治療方法です。 初期虫歯であれば、ヒールオゾン治療を行った後、MIペーストを使用すると、虫歯部分の再石灰化が促進し、歯を削らなくても、虫歯治療が可能です。
MIペーストの効果的な使用方法
MIペーストの効果的な使用方法は、歯磨きの後に直接塗る方法と、マウスピースを作ってそれにMIペーストを入れる方法があります。
![]() ①通常の歯磨き粉で歯磨きをしてお口をゆすぐ。 (次亜塩素酸電解除菌水を使用している方はここでうがいをしてください) ②MIペーストを指、綿棒、歯ブラシなどにつけて歯全体に塗る。 ③3分間そのままにして軽く吐き出す。 (食品添加成分ですので多少飲み込んでしまっても大丈夫です) ④その後30分は、うがいや飲食をしないようにする。
![]() ②通常の歯磨き粉で歯磨きをしてお口をゆすぐ。 (次亜塩素酸電解除菌水を使用している方はここでうがいをしてください) ③MIペーストをマウスピースに適量入れてお口に入れる。 ③3分間そのままにして、マウスピースを外し、唾液を軽く吐き出す。 ④その後30分は、うがいや飲食をしないようにする。 どちらの方法でも、1日2~3回以上行うとより効果的です。
『MIペースト』
MIペーストは、CPP-APCと呼ばれる成分により、カルシウムとリンのミネラルを豊富に含むペーストで、これにより、歯の再石灰化を促進させ、歯を強化する働きがあります。 また、MIペーストには、酸性になったお口の中を中性に戻す中和作用、お口の中を酸性になりにくい状態に維持する緩衝(かんしょう)作用があります。 |
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