天野歯科医院 患者さん日記 Since2011年
2020年12月1日(3,454 日目)

55歳女性

右下の奥歯に入れている3本のブリッジが揺れるようになって痛みも出てきたため、家の近所でブリッジを作ってもらったかかりつけの歯科医院へ受診しました。

そしてレントゲンを撮って診てもらったところ、ブリッジを支えていた2本の歯がどちらも歯周病で骨がなくなっている事がわかりました。

しかも、左上の奥歯3本に入れているブリッジも、揺れてはいないのですが、ブリッジを支えている2本の歯の周りの骨がほとんどなくなっているのが、レントゲンからわかりました。

たしかに言われてみると、右下のブリッジがしばらく前から噛むとなんとなく痛むため、左側で食事をする事が多くなっていたのですが、それが負担になって左上のブリッジの周りの骨が溶けてしまったようでした。

先生からは、右下、左上のどちらのブリッジもそのままにしていると、手前の歯の骨も溶けてくると言われたので、両方のブリッジを順番に抜歯する事にしました。

その後、先に抜歯した右下から部分入れ歯を作り、左上も抜歯後に部分入れ歯にしました。

ところが、入れ歯が右下だけだった時は、なんとか噛めていたのですが、左上も入れ歯になると、なぜか上だけでなく、下の入れ歯も噛んだ時に痛むようになってしまったのです。

先生からは、上下の奥歯が今まで慣れていない入れ歯になったので、慣れるまで入れ歯の調整をしながら様子を見るように言われました。

でも、入れ歯を何度も調整してもらっているのですが、食事の時の痛みは一向に良くならず、気持ち良く入れ歯を使う事が出来ません。

また、先生はインプラントにすれば、入れ歯の痛みはなくなると言うのですが、結構大がかりな手術になりそうなので、できればしたくありません。

そこで、なんとかして入れ歯でも痛みがなく、よく噛めるようにできないものかと思い、セカンドオピニオンの目的で来院されました。

お口の中とレントゲンを拝見すると、右下の奥歯3本と左上の奥歯3本には、それぞれ部分入れ歯が入れてありましたが、噛むと安定が悪く、どちらの入れ歯も動いてしまうような状態でした。

また、骨の状態から、インプラントは可能のように思われましたが、患者さんは、出来れば何本もインプラントを埋め込むような大きな手術はやりたくないとのご希望でした。

そこで、歯を削らない取り外せる安定したブリッジ、3DRブリッジを作ることにしました。



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