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アクアケアは、特殊な酸化アルミニウムの粉末と溶液を強圧で虫歯に吹き付ける事で、歯をドリルで削らないで、虫歯部分のみを除去する事が可能な、ヨーロッパの最先端の歯科治療で使用されている機器です。 また虫歯だけではなく、古くなったり、虫歯が再発してしまった時に、通常ドリルで削り取らなければならない古いプラスチック・硬いセメント等の詰め物も、アクアケアで削らないで除去できます。 さらにドリルで歯を削らないので、麻酔もほとんど必要ありません。 アクアケアによる粉末と溶液を強圧で虫歯に吹き付け、虫歯を除去する治療の事を、専門用語では【エアーアブレージョン】と呼びます。 アクアケアで使用される酸化アルミニウムの粉末は、歯磨き粉などにも含まれる物質ですが、アクアケアで歯に酸化アルミニウムを吹き付けると、周りの硬い健康な歯にはダメージを与えずに、柔らかくなった虫歯部分のみを吹き飛ばす事が可能です。 また溶液には、特殊なアルコール溶液を使用しているため、虫歯部分の殺菌消毒効果もあります。 吹き飛ばした虫歯部分は、そのままほとんど削らないで、詰め物をする事ができる場合が多いため、健康な歯をほとんど削る事なく、虫歯治療が完了できます。 アクアケアは、粉末を超微細な種類に変えることによって、歯の細かい汚れや着色を、高いレベルで除去するクリーニングにも使用可能です。 通常のクリーニングと異なり、汚れや着色を吹き飛ばすため、痛みやしみなどをあまり感じず、歯を傷つける事もほとんどありません。 虫歯のプラスチック詰め物
以前、虫歯でプラスチックを詰めた部分に虫歯が再発して、出来るだけ削らない虫歯治療を希望されて来院された方です。 こういった場合、治療のためには、古いプラスチックを取り除く必要があります。 粉末でプラスチックを除去
しかし、患者さんは、古いプラスチックを取り除く時に、ドリルで削り取ると歯を傷つけてしまうのも心配されていました。 プラスチックと虫歯除去後
そこで、アクアケアを使用して、古いプラスチックも虫歯も、どちらもドリルで削るのではなく、粉末で吹き飛ばす事にしました。 歯を削らないで治療完了
アクアケアでドリルを使わずに、プラスチックと虫歯を完全に除去した後、新しいプラスチックの詰め物をして、治療は完了しました。 ドリルで削る事がなかったので、麻酔をしないでも、ほとんど痛みは感じなかったそうです。
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