天野歯科医院 患者さん日記 Since2011年
2020年11月11日(3,434 日目)

41歳女性

左上の奥歯に違和感を感じたため、家の近所の歯科医院へ受診しました。

そしてレントゲンを撮って診てもらったところ、虫歯や歯周病は見つからなかったのですが、左上の奥から2番目の歯の噛み合わせが強過ぎるのが、違和感の原因と言われました。

そこで、その歯の噛み合わせの強さを弱くするため、歯を削って調整する事になったのです。

ところが、左上の奥から2番目の歯を削ったところ、今度はその両隣の歯が強く当たるようになったようで、そこも調整のために削る必要があると言われました。

そんな事が繰り返され、気が付くと、口中の歯を少しずつ削られてしまい、その日を境に歯の噛み合わせが安定しなくなってしまったのです。

治療した先生からは、時間が経てば新しい噛み合わせに慣れると言われたのですが、何週間経っても噛み合わせに慣れるような気配がありません。

その後、何回か受診して、再度、歯を削って噛み合わせの調整をしてもらったのですが、逆に肩こりや頭痛が出始めてしまいました。

しかも、噛み合わせの影響なのか、気道が狭くなったようで、睡眠時の呼吸がしにくくて眠れなくないため、毎晩睡眠薬を飲んでいます。

実際、毎日がとても辛いので、なんとかして症状を改善できないものかと思い、セカンドオピニオンの目的で来院されました。

お口の中とレントゲンを拝見すると、やはり噛み合わせの位置が安定しないようで、ご本人がどこで噛んでよいのかわからなくなってしまっているような状態でした。

そこで、お口全体の噛み合わせを確認してみたところ、今まで奥歯に入れてきたほぼすべての被せ物の噛み合わせの高さが低く、それに加えて、口中の歯を削って噛み合わせの調整をした影響で、お口全体の噛み合わせが低くなっている事がわかりました。

そこで、お口全体の噛み合わせ治療を行って、噛み合わせの高さを正常な状態に戻す事にしました。



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