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41歳女性 右上の奥歯に詰めていた銀の詰め物が外れたため、家の近所の歯科医院へ受診しました。 そしてレントゲンを撮って診てもらったところ、詰め物が外れた下が大きな虫歯になっている事がわかりました。 そこで、虫歯を削ってもらったところ、虫歯が神経まで達していたため、神経を抜いて銀の被せにする治療を行う事になりました。 神経の治療はわりと順調に進み、1ヶ月程度で銀歯を入れて終わったのですが、銀歯を入れた後から、なぜか噛み合わせの高さが合わなくなってしまったのです。 先生からは、おそらく銀歯の噛み合わせが少しだけ高かったのかもしれないと言われ、調整のために削ってもらいました。 ところが何度調整のために銀歯を削っても、噛み合わせの高さが合わないため、途中から先生が周りの別の歯も削り始めたのです。 すると、今後は食事の際に前歯があたり始め、噛むのに支障が出て頭痛や首肩腰の痛みが出始めてしまいました。 ただ、先生からは、前歯に当たっていたのは以前からのようなので、下の前歯も削れているので夜間の食いしばりが原因かもしれないと言われ、マウスピースを作りました。 でも、マウスピースをしばらく使用したのですが、相変わらず噛み合わせが合わず、頭痛や首肩腰の痛みが続いています。 そこで、なんとかして噛み合わせを合わせる事ができないものかと思い、セカンドオピニオンの目的で来院されました。 お口の中とレントゲンを拝見すると、患者さん自身がどこで噛んでよいのか迷っているような状態で、噛み合わせが安定しないような状態でした。 そこで、お口全体の噛み合わせを確認してみたところ、今まで奥歯に入れてきた沢山の被せ物や詰め物の噛み合わせの高さが低く、その影響で、お口全体の噛み合わせが低くなって、噛み合わせのバランスが崩れている事がわかりました。 そこで、お口全体の噛み合わせ治療を行って、噛み合わせの高さを正常に戻し、顎の噛み合わせの位置を安定させる事にしました。 |
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