天野歯科医院 患者さん日記 Since2011年
2020年11月22日(3,445 日目)

35歳男性

右上の奥から2番目の歯が少し痛み始めたため、家の近所の歯科医院へ受診しました。

そしてレントゲンを撮って診てもらったところ、その歯は数年前に神経を抜いて銀歯を被せていたのですが、根の内部が膿んでしまっている事がわかりました。

そこで、銀歯とその土台を外して根の再治療を行う事になったのですが、初回の治療が新人の歯医者さんだったようで、銀歯と土台を外すために1時間くらいかかってしまい、結局その日は根の治療ができないまま、治療時間が終わってしまったのです。

そんな事があったのと、銀歯を外した後に歯の痛みが少し引いたため、通院が嫌になり、結局次の予約の時も行かないで、そのまま放置してしまいました。

ところが、それから3ヶ月ほど経った頃に、突然その歯に激痛が起こり、前の歯科医院は行きたくなかったので、別の歯科医院へ改めて受診しました。

すると、根の内部の膿がひどくなっていて、そこの先生から虫歯にもなっているから抜歯の方がいいかもしれないと言われてしまったのです。

でも、抜歯してしまうと、その後の治療はブリッジかインプラントになると言われ、なにより30代半ばで歯を失うのは絶対に受け入れられないと思いました。

そのため、なんとかして抜歯しないで治療する方法はないものかと、セカンドオピニオンの目的で来院されました。

お口の中とレントゲンを拝見すると、右上の奥から2番目の歯は、根の先に膿がたまっていて、根の周りの骨を溶かしているような状態でした。

そこで、CTスキャンで立体的に精密検査を行ってみたところ、根の管がかなり細い難易度の高い根の治療という事がわかりました。

そのため、根の治療を顕微鏡で行う根管治療専門医で根の再治療を行い、抜歯しない事にしました。



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