天野歯科医院 患者さん日記 Since2011年
2020年11月28日(3,451 日目)

36歳男性

左下の一番奥の歯に痛みが出てきたため、会社帰りの途中にある、いつもなにかあると行く歯科医院へ受診しました。

そしてレントゲンを撮って診てもらったところ、歯の後ろ側が大きな虫歯になっている事がわかりました。

診てくれた先生からは、以前に親知らずがあった時に、歯磨きが出来にくかったので、知らない間に親知らずと接している後ろの部分が虫歯になってしまった可能性が高いと言われました。

ただ、虫歯が歯茎の内部まで進行しているため、虫歯の治療ができないので、抜歯するしか方法がないと言われてしまったのです。

でも、一番奥の歯が抜歯になってしまうと、その後の治療はすでに親知らずも抜歯してないため、インプラントしかないらしいのです。

しかし、インプラントは人口のネジを骨に埋め込む治療と聞くと、なんとなく怖い感じもしてしまい、躊躇してしまいます。

また帰宅してからネットでインプラントについて調べてみると、なんだか悪い話ばかりが出てくるので、余計に心配になってしまいました。

そこで、なんとかして抜歯しないで虫歯の治療をする方法がないものかと思い、セカンドオピニオンの目的で来院されました。

お口の中とレントゲンを拝見すると、左下の一番奥の歯は、やはり以前親知らずがあった後ろ側が、大きな虫歯になっている事が確認できました。

また、虫歯の部分が歯茎の内部まで進行している事から、虫歯の治療は難しく、通常の治療の場合、抜歯の適応になるのも間違いなさそうでした。

しかし、CTスキャンで立体的に精密検査を行ってみたところ、歯茎を下げて、虫歯になっている根の部分を露出させられれば、虫歯の治療はできそうでした。

そのため、クラウンレングスニングを行って、歯茎の下の虫歯になっている根の部分を露出させ、虫歯治療を行って抜歯しないで治療をする事にしました。



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