天野歯科医院 患者さん日記 Since2011年
2020年11月13日(3,436 日目)

57歳女性

数日前に自転車で転倒してしまい、上の前歯に入れていた差し歯2本が根元から折れてしまいました。

急いで、家の近所の歯科医院へ受診して、レントゲンを撮って診てもらったところ、差し歯を立てていた根も内部で割れてしまっている事がわかりました。

とりあえず、その日は応急処置として仮の歯を作ってもらい、両隣の歯にボンドでつけてもらったのですが、2本の根は使えないので、抜歯する事になると言われてしまいました。

そして、抜歯した後は、左右の糸切り歯から糸切り歯までの6本のブリッジ、またはインプラントにする治療を勧められたのです。

でも、6本のブリッジになると4本の健康な歯を全部削る必要があり、躊躇してしまいます。

かと言って、インプラントは、以前にテレビ番組でトラブルが沢山出ている事を放送していたので、うまく行くか心配です。

そこで、健康な歯を削らず、インプラントでもない治療はないものかと思い、セカンドオピニオンの目的で来院されました。

お口の中とレントゲンを拝見すると、上の前歯2本には、応急処置でプラスチックの仮の歯が入っていましたが、レントゲンで確認したところ、やはり根がかなり深いところまで割れており、抜歯以外の選択肢はないと思われました。

また、通常の治療では、この後の治療はインプラントもしくはブリッジになるのも間違いありませんでした。

しかし、患者さんは、インプラントは不安だし、ブリッジを作るために、健康な4本の歯をほとんど全て削ってしまうのも躊躇しており、そのどちらでもない治療を希望していました。

そこで、歯を削らないブリッジ、ファイバー固定ブリッジを行うことにしました。



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