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実際の噛み合わせ治療の治療例とその解説です。
奥歯の腫れと痛みで、いらした方です。また、肩こりや偏頭痛も激しく、整体に毎週通っているとのことでした。 診査の結果、過去に治療した奥歯の被せ物や詰め物の高さが低く、上の前歯が下の前歯を被い隠していることからわかるように、下顎が深い噛み合わせになって、奥歯に強い噛み合わせの力が掛かる咬合性外傷というの状態になっていました。 また、前歯の差し歯の周りの歯茎は、差し歯の内面に使われていた銀の金属イオンが歯茎に出てきているようで、歯茎が黒っぽく変色し、腫れていました。 奥の低い被せ物や詰め物を外し、歯茎の処置などの基礎治療をしてから、ジルコニアオールセラミッククラウンの差し歯で全体の噛み合わせを高くしました。 また、差し歯によって安定した噛み合せの基本(犬歯誘導)の状態を作り、理想的な噛み合わせ状態にしました。 噛み合わせが正常な状態になったので、奥歯への負担も少なくなり、奥歯の腫れや痛みが改善しました。 下の前歯が、低く深い噛み合わせの時より、見えているのがわかります。 内面に金属を使わないジルコニアオールセラミッククラウンの差し歯に変えましたので、歯茎の色や状態もとても良くなりました。 また全体的な噛み合わせの改善に伴い、肩こりと偏頭痛も解消し、毎週通っていた整体へも通わなくてよくなりました。 治療後は次亜塩素酸電解除菌水を使用していただくことで、お口の中に虫歯菌と歯周病菌が居ない状態を保つことによって、治療後の歯と歯茎は良い状態を長く保っています。 噛み合わせ治療前 前歯を何とかしたいとのことで来院された方です。 いろいろお話を聞くと、左顎が常にカクカク音がして、左肩にひどい肩こりを感じている顎関節症の症状が出ていました。 診査の結果、左右の奥歯の被せ物のバランスが取れておらず、下顎が左にずれて顎関節症になっていることがわかりました。 正面から見た顔の形も左側がやや張り出したようになっていました。 噛み合わせ治療後 治療後の写真です。 前歯と古い被せ物をすべてジルコニアオールセラミッククラウンに変え、それと共に、下顎を右に戻すように噛み合わせを作り直しました。 またジルコニアオールセラミッククラウンによって安定した噛み合せの基本(犬歯誘導)の状態を作りました。 下顎の位置が正常に戻ったので、顎関節症が原因だった顎の音が消え、肩こりもなくなりました。 お顔も左右対称に近づけることが出来ました。 噛み合わせ治療前 右の写真は、口が開かなくなってしまい、来院された患者さんです。 この方の場合、下顎のずれと上下の噛み合わせが低いという二つの要因で顎関節症になっていました。 写真では、下の歯の正中線が向かって右側にずれています。 また、上の前歯の長さが短い事もおわかりになると思います。つまり下顎は左に不均等にずれていて、左の顎関節により大きく負担をかけて顎関節症になっている状態です。 この場合の下顎のずれを引き起こした原因は、上顎の被せ物にありました。 上顎にはたくさんの被せ物が入っていましたが、これらの被せ物の高さや形が不適切なため、長い年月で下顎がだんだん後ろと左にずれてしまい顎関節症になってしまったのです。 噛み合わせ治療後 治療後の状態です。 上顎の被せ物をすべて新しいセラミックの差し歯にし、下顎との噛み合わせを改善することによって、下顎を右に戻しました。 画面では、上下の歯の正中線は完全には合っていませんが、噛み合わせの高さを改善し、差し歯によって安定した噛み合せの基本(犬歯誘導)の状態を作ることにより、顎関節症は完治しました。 噛み合わせ治療前 顎の痛みと偏頭痛、肩こりを訴えていらした方です。 写真からわかるように、下の前歯が上の前歯にほとんど隠れて見えません。 原因としては、後ろの被せ物を何回か作っているうちに、噛み合わせの高さが低くなってしまい、下顎が後ろにずれてしまったことが考えられました。 噛み合わせ治療後 治療後の写真です。 下顎の奥歯すべてと上顎の前歯をジルコニアオールセラミッククラウンに変え、全体の噛み合わせを上げて、下顎を前に移動させました。 治療後の写真では、下顎の前歯が治療前に比べて、見えているのがわかると思います。 また、ジルコニアオールセラミッククラウンによって安定した噛み合せの基本(犬歯誘導)の状態を作りましたので、前歯、奥歯、共に負担が掛からないバランスの取れた噛み合せになりました。 下顎の位置が正常に戻ったので、顎の痛み、偏頭痛、肩こりなどの症状もほぼ無くなり、快適に生活できるようになりました。 ジルコニアオールセラミッククラウンにしなかった下の前歯は、ホームホワイトニングをして白くなりましたので、見栄えも良くなりました。 長年、顎の痛みと偏頭痛、肩こりをわずらっていた方です。 原因としては、写真からもわかるように、下の前歯が上の前歯にほとんど隠れて見えないことから、噛み合わせの高さが低く、下顎が後ろにずれてしまっていることが考えらえました。 また、この噛み合わせは、生まれつきとのことでしたが、噛み合わせが原因で、奥歯に噛み合わせの力が集中し、上下の奥歯が数本失われていました。 噛み合わせの治療後の写真です。 上下の奥歯に強い噛み合わせの力が掛っていたことで、奥歯全体が揺れていましたので、それを補うために、すべての歯を差し歯でつないで固定しました。 差し歯全体で、噛み合わせを上げて、下顎を前に移動させました。 治療後の写真では、下顎の前歯が治療前に比べて、はっきり見えているのがわかると思います。 また、安定した噛み合せの基本(犬歯誘導)の状態を作りましたので、前歯、奥歯、共に負担が掛からないバランスの取れた噛み合せになりました。 下顎の位置が正常に戻ったので、顎の痛み、偏頭痛、肩こりなどの症状もほぼ無くなり、快適に生活できるようになりました。
噛み合わせ治療前
顎の音と肩こりなどの症状が出るとのことで、いらした方です。 他院でマウスピース治療などを長年されてきましたが、症状は改善しなかったそうです。 写真は、顎に自然なところで噛んでいただいたところですが、上下の奥歯に大きく隙間が出来ているのがわかります。
噛み合わせ治療前
こちらも治療前の写真です。 奥歯の被せ物の高さが低いことから、下顎の位置が後ろにずれてしまっていることが予測できます。
噛み合わせ治療後
治療後の写真です。 上下の奥歯をジルコニアオールセラミッククラウンに変え、全体の噛み合わせを上げて、下顎を前に移動させました。 治療後の写真では、治療前の写真に比べて、奥歯がしっかり噛合っているのがわかります。 治療後は顎の音と肩こりの症状がほぼ無くなり、快適な生活をされています。 食べ物を食べる時に、どうもよく噛めないとのことでいらっしゃった方です。 診査の結果、今までの被せ物や詰め物、差し歯などの治療で、全体的に噛み合わせが低くなってしまい、食べる時の効率が非常に悪くなっていました。 また、前歯と奥歯の噛み合わせのバランスが崩れていて、すべての歯が噛み合わせによる歯周病にもなっていました。 治療後の写真です。 一本ずつの歯を支えている歯槽骨の量が少なくて歯が揺れている部分を補うため、すべての歯をブリッジタイプの差し歯でつないで固定しています。 噛み合わせを理想的な高さにしたので、とても良く噛めるようになりました。 元々は、前歯の見栄えが良くないとのことで、いらした方です。 この患者さんは、生まれつき歯の本数が何本か足りなくて、全体的に歯と歯の間に大きな隙間が空いていました。 また、前歯の噛み合わせが弱いために、奥歯に噛み合わせの力が大きく掛っていて、奥歯の歯茎の調子が良くない状態でした。 そのままの状態で差し歯を作ったのでは、上の前歯2本の大きさがとても大きくなることが事前にわかっていたため、上の前歯2本は、部分矯正を行い、歯の隙間を一か所に集めて、差し歯を行いました。 この患者さんは、生まれつき歯の本数が何本か足りなくて、全体的に歯と歯の間に大きな隙間が空いていました。 また、前歯の噛み合わせが弱いために、奥歯に噛み合わせの力が大きく掛っていて、奥歯の歯茎の調子が良くない状態でした。 また、奥歯は、噛み合わせの過度の力が掛っていたために、歯の揺れや歯茎の腫れがあったため、歯の揺れを止める目的で、すべての差し歯をつないで固定しました。 結果、上の前歯の見栄えも良くなり、奥歯の調子も良くなって、食べ物もおいしく食べられるようになりました。 |
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